東元町1丁目の神社として、皆様に親しまれている平安神社をご紹介します。

 社殿は市道に当面し、敷地東南に面して開き、鳥居、狛犬等を配します。敷地北東には公園、北西に社務所(公会堂)が建ち、参道の突き当たりに拝殿を始めとする社殿が鎮座します。

祭神は菊理姫命(きくりひめのみこと)。加賀の白山神社の祭神の一人で、火を司る神として崇敬厚く、本村東部地区の守護神として祀られてきました。

 平成17年の市の調査で、嘉永元(1848)年における社殿の造営は再建であることが棟札の記載から分り、創建はそれ以前に遡りますが史料がなく、残念ながら不明です。かつては「白山神社」と呼称していましたが、昭和21(1946)年に「平安神社」へと改称され現在に至っています。社殿に掲額の由緒書きには、町の人達が平穏な生活ができるようにと改名されたとあります。

<参考文献>国分寺教育委員会発行
   「国分寺市有形文化財調査報告書Ⅰ」

社殿の中には本殿、神輿、大提灯、賽銭箱などが配置されています。

また、時期にあわせてさまざまな催しを行っています。

1月 元旦祭(初詣には甘酒が振舞われます)
2月 節分祭 (年男・年女の方は袴裃姿で境内で豆まきを行います)
4月 春季大祭
9月 秋季大祭(太鼓・神輿の渡御、菓子の配付、カラオケ大会等)
11月 七五三祭(七五三の神事を行います)
12月 除夜祭

神社行事以外にも、1月には餅つき大会(東元町1丁目自治会主催)、7月には盆踊り大会(東元町1丁目婦人会・親睦会主催)も行われています。